カビは食べ物を台無しにするだけではありません。人体にとって有害な物質を撒き散らすのです。
種類によっては、発ガン性やアレルギーを引き起こす物質を発生させるものもあり、放置していると大変危険です。
人生の25%以上は睡眠ですから、寝室や布団がカビで汚染されていれば、それだけ有害物質を体内に取り入れてしまう恐れが増えることにもなります。
特に、布団は睡眠時の呼吸に非常に近い位置にありますので、布団のカビ対策はとても重要です。
簀の子(スノコ)を敷けば通気性が良くなり湿気対策に最良の方法だと思っていました。しかし、実際にはしっかりとカビてしまいました。
布団の下が冷たいと結露します。結露した水分がスノコまでも濡らしてしまい結局カビの被害に遭ってしまいました。
最近の住宅は気密性が高く、簡単に結露を起こしてしまいます。湿気の溜まりやすい梅雨の時期だけでなく、真冬の加湿器を使う時期も注意が必要です。対策としてはスノコを使用しても布団を毎日めくることが最低限の対策になります。
カビ取りのための布団丸洗いで一番大切なことは、カビの繁殖をストップさせることです。仮に黒い斑点などシミが残ったとしても、水洗いと高温乾燥することでカビ菌は完全に死滅除去し、カビの繁殖をストップさせますので、カビによる身体への害が無くなります。
カビ取りで一番問題になるのは側生地が破れる恐れがあることです。布団にカビが発生しているということは、繊維に汚れが付着しているのではなく、繊維がカビ菌に浸食された跡なのです。このためカビの部分の側生地は非常に弱く、洗うと破れる可能性があります。
カビ取りを目的に布団丸洗いを利用される場合は、カビを取るということよりカビ菌を殺すということを第一の目的にご利用頂きたいと思います。
カビキラーには漂白効果がある
漂白効果が作用しカビの黒い色素を無色化するのですが、残念なことにカビだけでなく側生地の色柄まで脱色させてしまう恐れがあります。
そして一番問題なのは布団の中に浸透したカビキラーは中綿を傷める原因となります。中綿に残留したカビキラーは時間の経過とともに徐々に中綿を傷めてしまい(脆化と言います)気が付いたら中綿がボロボロになってしまいます。
カビキラーを塗布すると「濯ぎ」に苦労する
また、塩素系漂白剤の独特の「ツンとした臭い」が発生するので万が一、カビキラーの薬剤が布団に残留したまま布団を使用すると、人体にも影響があります。ツンとした臭いを嗅ぎながら寝ることを想像してください。
また、お風呂場のタイルならシャワーで簡単にカビキラーをじゃぶじゃぶ洗い流すことが出来ても、布団はそうはいきません。強力な薬剤を使用すればするほど「濯ぎ」が非常に重要になってきます。
動物系繊維(毛、羽毛など)は塩素系漂白剤が大嫌い
羊毛、羽毛、絹(シルク)などに代表される動物系繊維に塩素系漂白剤を使用すると、最悪、繊維が溶解しますので、カビキラーは絶対に使用しないで下さい。
カビキラーやハイターなど塩素系漂白剤は無色透明のため使用中、思いもよらない場所に付着してしまうことがあります。カビキラーのようなスプレータイプならなおさらです。霧状の漂白剤は思いもよらない箇所に付着して気が付いた時には脱色や生地の脆化などのトラブルが後になってから分かるのです。
その後、使用した箇所をしっかり濯がなければならないのですが、無色透明なのでどこに使用したかを忘れてしまいがち。何ヶ月かしていきなり「ボロっと」生地に穴が空いてしまったり、生地が破けたりすることもあります。
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