洗浄前に布団の状態を検査します。
がわ生地は想像以上に傷んでいます。体に接する部分が受け入れた時点ですでに破けている布団も多々あります。また、洗うと布団のがわ生地の染料が水に流れてしまうこともあります。
洗浄台の上に布団を広げて一点一点洗浄液と40℃のお湯で表面の汚れを取り除きます。
40℃のお湯で洗うことによって皮脂などの油汚れが落ちやすくなります。また、たんぱく質の汚れは60℃以上になると凝固してしまうので体温より少し高い40℃のお湯で洗浄しています。
回転するドラムに遠心力で布団を貼り付かせた状態で中心からお湯をジェット噴射します。
お湯と一緒に布団の中綿の汚れが遠心力で中綿から取り除かれます。
ブラッシングなどによる物理的なダメージ(フェルト化)を与えずに中綿が清潔に蘇ります。
お湯は秩父山系の清水を使用。
敷き布団の場合、人が入れる程の大型乾燥室で乾燥させます。50℃から120℃の温度を1~2時間、中綿の種類により調節しています。
天日に干しただけでは決して死ぬことのない大腸菌や黄色ブドウ球菌、緑膿菌などを死滅させます。
羽毛布団の場合は高温でタンブリングすることで硬くなった中綿を柔らかくほぐすだけでなく、砂や埃、中綿の千切れたカス、ダニの死骸など中綿に絡みついた不純物を取り除きます。
ふんわり、柔らかで清潔な布団に蘇ります。
出来上がった布団を包装しています。
一枚一枚心を込めて包装するだけでなく、がわ生地のほつれや破れなどを目視で最終チェックしています。
商品管理タグをもとに出荷先に振り分けて最終的にお客様の手に届きます。