A はい、確かにこれまで、中わたの水洗いは不可能とされていました。
でも、新しく開発された洗濯方法と特殊な洗剤によって、中綿を痛めずに布団を丸ごと洗えるようになったのです。
洗い方は、前もって洗剤を中わたまで浸透させた布団を、ちょうど洗濯機の脱水槽のような機械に入れます。遠心力を利用して霧状の水を吹き付けて洗う方法です。布団を固定したまま汚れを洗い流せるので、中わたが痛んだり片寄ったりせず、布団の中心まで綺麗になるのです。
A わたの表面には、繊維を保護している皮脂や蝋(ロウ)がついています。
従来の洗剤では、汚れと一緒にこれらの保護膜も洗い落としてしまい、綿を傷めていました。
新しく開発された布団専用の特殊洗剤は、リンス効果のある洗剤で、わたの保護膜はガードし、汚れだけを落とす画期的なものです。
A はい、良質の木綿わたの布団を例にとれば、洗う前、10cmの厚みならば、丸洗い後、だいたい18~20cmのカサ高に戻ります。
これは、弾力性を失わせていた塩分などの汚れが取れて、繊維本来の機能が回復するためです。中わたに多量の空気を含み、ふんわりと温かな布団に蘇ります。
A 幼稚園や保育園などに自動車で出張巡回して来る布団乾燥(あるいは、ふとん洗いと呼ばれるもの)と布団丸洗いは全く違います。布団乾燥車は側生地を洗剤でブラッシングして、車内の乾燥室で乾かすだけ。表面の汚れは落ちても、中綿の汚れや臭いはそのままです。布団丸洗いは、中わたの汚れまできれいに落とすため、清潔で快適です。
A 誰でもおねしょぐらいします。人間ですから。
おねしょをして一番ショックを受けているのが「お子様本人」なのです。責めないでください。トラウマになっても困ります。大人になると自然と治りますので、温かく見守ってください。
でも、後始末は大変ですね。おねしょをそのままにしておくと臭くなるし、カビや雑菌も繁殖しかねません。干すことは当然としても、それ以外にどうすればいいか良く分かりませんね。
おしっこが中わたに含んだままだといずれ中わたを傷めることになります。
おねしょの場所に熱湯を掛ける方もいますが、中わたを傷めますし、汗や体からの分泌物に含まれているタンパク質が凝固していまうのでお勧めしません。
おねしょ布団は布団クリーニング宅配センターにお任せください。たっぷりの水を使い、アンモニアや塩分、タンパク質を洗い流し、清潔でふかふかな布団に蘇ります。
スペアが無くても大丈夫です。レンタルの敷き布団を用意しておりますので、安心してご利用いただけます。
A これまで布団を洗う習慣がなかったので、シーツさえ替えていれば、布団の汚れは気にならなかったのかもしれません。
しかし、布団の中わたは、シーツを通して染み込んだ塩分や雑菌、埃などで驚くほど汚れています。 塩分は湿気を呼び、中わたの復元力や保湿力を低下させます。
埃はぜん息の原因とも言われ、たいへん不衛生なのです。羊毛敷布団は綿の性質上キルティングが施してあります。シーツを掛けていてもキルティングに埃が溜まってしまいます。シーツを交換する際にチェックしてみてください。
A シミは、汗ジミ、皮脂汚れによる変色(黄変)、よだれや血液などの体内分泌物によるシミが特徴です。しかも衣類のシミと違い長時間経過した酸化した古いシミの場合が多く、染み抜き剤を使っても落ちにくいシミがほとんどです。
布団丸洗いは、本来がわ生地のシミなど見た目の汚れを取り除くことが目的ではありません。中わたの汚れをしっかり取り除いてふかふかな中わたにして健康で快適な布団に復活させることが一番の目的です。
A 布団圧縮袋の中で雑菌が繁殖しているからです。
空気が遮断された布団圧縮袋の中でも残存酸素があれば雑菌は繁殖し続けますし、この臭いは天日干ししたぐらいでは消えません。
このようなことが起こらないようにするには布団圧縮袋に入れる前には必ずクリーニングをして下さい。そして清潔で湿気が少ないしっかり乾燥させた状態で布団圧縮袋に入れてください。